新たな人事評価制度について

当社では、今期、人事評価制度の見直しを行いました。
正確に言うと、行っている最中です。

変化が求められる業態

「変化する社会の動きを的確にとらえ、求められるサービスを創造していきます」

この経営理念を、現在の事業・現在の現場レベルでのミクロな視点で読み解くと、変化する社会とは、所属している業界、提供製品・サービスの市場・顧客とみなせます。

すなわち、我々が属す業界としては広義ではIT、中でもソフトウェア業界、業務ソフト業界。
商材の中心は会計ソフト、給与計算ソフトをはじめとする業務ソフトウェアおよび付帯サービス(導入コンサル・提案、保守、バージョンアップ)、サプライ用品(用紙などの消耗品)。
顧客は中小企業の総務・経理担当者や経営者層、という事になります。

これを踏まえて具体的な言い方をすれば、
「中小企業の経理さんや経営者さんが必要とするサービスが何か、考えて届けます。」
「中小企業の経理さんや経営者さんにとって、役に立つ店であり続けます」
といった具合でしょうか。

現在当社は、ネット通販でありながら、商談を経て提案ができるお店、というキャラクターを追求しています。

ネット通販業界には、商品登録してリスティング広告さえ出せば、あとは勝手に売れる、というバブルのような時代がありました。
しかし、それも10年前の話。
その後は、参入業者の急増や大企業の注力など、状況は大きく変わり、大規模量販店と専門店の二極分化という実店舗同様の世界が形成され、私たちなりの特徴として「商談を経て提案ができるお店」を標榜するに至りました。

こうした「変化」を断行しなければ、他の多くの小規模販売店のように、既に退場を余儀なくされていたことでしょう。

変化を奨励する仕組み

どんな会社・業界でも、変化には晒されているものですが、変化の早いソフトウェア業界に属し、変化の早いネット通販というチャネルを使って事業展開を行っているという「より厳しく変化を強いられる事業環境」に身を置くのが当社です。

意識して大小の変化を行い、流動的な状況に適応していかなければ、すぐにビジネスの命脈は尽きてしまいます。

組織として外部からそれを求められる状況において、その構成員たる社員個人も、変化を求められるのは必然です。
組織の変化は、個人の生み出した変化の積み重ねだからです。

しかし、変化と言っても、それ自体は抽象的で、その方向や手段が適切でないといけません。
それを定義(ミモザの場合=専門店化すると意思決定)するのが経営者であり、率先垂範し支える(=卓越した知識とマネジメントを展開する)のが管理者であり、またそれを実行する(=専門店の店員としての接客・オペレーションを実現する)のは従業員個々人です。

そこで、新たな人事評価制度では、「変化を行動で捕捉し、その行動を評価する」という考え方を軸としました。

事業特性と照らしあらかじめ定義された「優れた行動」(具体的にはチーム精神の発揮、オペレーションの安定運用、業務スピードの向上、業務遂行のために必要な知識の習得など)に基づき、具体的な行動の目標「やること」を定め、それができたかどうか、その程度を評価します。

社員の職域、職制により、求められる水準は様々ですが、例えば、業務マニュアルの策定、書籍の読破、社内勉強会の主宰などが挙げられます。

あくまでも行動した事実を認定し評価しますので、その結果売上がどうなったとか、受注数がどうとか、自身がコントロールできない要素を含む「成果」を問うものではありません。

この評価結果は給与・賞与と連動させ、「成長給」として支給されます。
目標の策定→実行→評価のサイクルを1年で2度行いますので、給与改定が年間2回されることになります。
改定と言っても、実質的には給与アップを目論んだものとなっており、文字通り行動量を変化、即ち個人の成長として認定し、それを奨励する仕組みです。

成長とは

昨今では、個人の価値観が多様化し、会社との関係性の持ち方、スタンスも各人各様となってきました。
昔なら、「仕事なんだからちゃんとしようよ!」でまとまっていたものが、今それをやると「個人の勝手でしょ」「じゃあもういいです」と切り返されるご時世です。
切り返されればまだましかもしれませんね。無言で去っていく。
そういう状況を、あらゆる企業で耳にします。

しかし、会社とは元来、役割があって存在するものです。
会社の役割=営む事業とは、それを必要とする人やニーズがあって、それを満たすことで対価をいただき、初めて成り立つものです。

ただそこにあるもの、ではないのです。

顧客の抱えるニーズや課題も、時代とともに複雑性を増し、こうだからこう、ああだからああ、といった単純な答えでは解決しなくなってきています。

社会や世の中が進めば進むほどに、そこで要求される仕事の水準は高まり、仕事そのものの難易度も高くなっていくものです。
それに対応するために、組織個人問わず、あらゆるレベルでの変化や成長は不可欠であり、退けることはできないものです。

そんな生き方とは一線を画し、ゆったり好きなことして生きようよ、という人生観だって、あっていいと思います。
しかし、我々の生きる企業社会、そして業務ソフトの世界は、絶え間ない進歩と期待の渦中にあります。それに応える続けることを、要求されています。

こうした環境にあって、変化を安定的に生み出し、成長していける企業だけが、顧客からの支持を集め、勝ち残っていけるのだと信じます。

しんどいことをしよう、がむしゃらに頑張ろう、と言っているのではありません。
正しく、着実に変化をしていこう、皆が成長することで、顧客に応えよう、仕事を変えていこう。

ミモザで働くことで、新たな自分の能力に出会おう。仕事で活躍し、仕事を楽しむことで、人の一生の多くを占める「職業人生」を充実させよう。
そんなメッセージを、この制度に込めています。

企業の成長とは、個人の成長の総和にほかなりません。
だからこそ、企業の成長には、個人の成長が欠かせません。
当社は、顧客・社会の要請に基づき、所属する個人に成長を求めます。
それが、ひいては、個々の社員や顧客の豊かさや充実に繋がっていくはずだから。

ぜひ、前向きに挑戦してください。

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