転石、苔むさず。

ミモザのブログ

A rolling stone gathers no moss.

~転がっている石に苔は付かない、という意味のことわざですが、皆さんはどうとらえるでしょうか?

この話題でよく引かれるのが、アメリカとイギリスにおける両極端な解釈です。

イギリスではこのことわざ、「落ち着きなく動き回っている者は大成しない」という意味となるようです。
職を転々としたり、考えをすぐ変えたりすると、浮気者で落ち着きのない人として見られ、信用されないという、あまりよくないニュアンスです。

一方、アメリカでは、「常に動き回っている人は、能力を錆びつかせない」と解釈するようです。これはすなわち、「積極的に変化し、革新を繰り返す人は成功に近づく」という、良い意味です。

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概ね、日本人はイギリス人に近い感覚を持つのではないでしょうか。

石の上にも三年とも言いますが、私たちは慣習を重んじ、我慢や辛抱を尊いものとし、永年にわたる継続と技能の伝承に価値を置きますよね。
そこには歴史や、過去の積み重ねによってある「現状」に対する、無条件の肯定というか、ポジティブな目線があるものと思います。

一方、アメリカはやはり建国の歴史が短いことも大きいでしょう。自分に近い世代がゼロから作り上げてきたからこそ、現状を発展途上ととらえ満足せず、新しいことを試し、変えていくこと自体に価値を置きます。

どちらが正解と言うことはないと思います。
いや、きっと、どちらも正解ですね。

ミモザは、社是として、「変化すること」を掲げています。「変化常態」という言葉まで出てきます。
こう聞くと落ち着かず、節操のないように思えるかもしれませんが、少しずつ、常に自らを「変える」ことによって、今より良くしていこう。良いサービスを生み出し、多くのお客様に必要とされ続けよう。このように考えています。

くしくもインターネットはアメリカ発の技術です。インターネットそのものは、ほんの十数年前はほとんど開拓前の原野も同然でした。考え方にもよりますが、今も「完成」はしていません。

一方で、的を得た変化を続けようとなると、思いつきだけでない、時代の動きと人間の本質を捉える、深い洞察力と見識が必要です。

特に、EC(WEB上での物販)ビジネスは、ホームページの見た目さえ整えれば良い、という単純なものでは決してありません。商店の内装がきれいなだけでは、商品が売れないのと同じように。

そこには、商売人として学び、守るべき「型」があります。どのように声掛けをすると、人の心は動くのか。どのようなタイミングや内容で送るメッセージに、人の心は奪われるのか。どのような姿勢で仕事に臨むと、人として信頼を得られるのか。このあたりの普遍的な部分は、そう簡単に変わることはないですよね。

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奇しくも、日本人は、苔を「良き存在」としてとらえられる民族です。

京都の西山には「西芳寺」というお寺があり、その別称は「苔寺」です。文字通り、境内を包む苔の美しさからその愛称が与えられました。
そういえば君が代にも「苔のむすまで」という歌詞が出てきますが、これも苔を不変の象徴とし、肯定的に捉えています。

変化することの重大さに気づき、そのことに重きを置きつつ、不変の本質を捕まえて離さない。しかもそれをスピーディーにやる、という「どっちやねん」な行動指針を、ミモザは敷いています。そんな器用なことは、きっとアメリカ人には出来ますまい。日本人の私も困惑する日々ですが、分かってきたような、分からないような、そんな状態です。

ミモザはここ数か月の間、10年にわたり培ってきたECサイト運営ノウハウをもって、新たな地平を切り拓くべく、共に走っていただける人材を募集しています。

私たちの持ち場である「通販サイトの運営」は、世の中の他の仕事と同じように、決して楽なものではありません。

そのくせ、私たちの手がける小さなサービスは、GoogleやFACEBOOKのように、世の中を180度変えられるようなイカしたものでもありません。

実際の現場は、カッコいいオフィスで、最先端のコードを書く…といった様子を想像されると、あまりにもギャップがあると言わざるを得ないほど、地味で、雑多で、真面目な仕事です。

しかし、私たちは、かゆいところに手が届く、気の利いたコンテンツを生み出すことができます。私たちは、商品の作り手の思いを、使う人へ届けることができます。

私たちの仕事の本質は、日本中の作るプロと、使うプロを繋ぎ支えることです。

その「手段」や「形態」は変わるけれど、その「価値」と「思い」は変わらない。

A rolling stone gathers no moss. ―転石、苔むさず。



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